五輪競技などで人気の高まるスポーツクライミング。「藤沢市は競技人口も多く、体験できる場所も多い。県内随一のホットスポット」と話すのは藤沢市山岳・スポーツクライミング協会会長の東昭一さん(70)。競技の裾野を広げようと、会員とともに30年以上にわたって活動してきた。
同会は、県内で唯一の地域団体。日本山岳・スポーツクライミング協会の役員も務める東さんを中心に、山岳協会を改名し、2017年に発足した。
自身も現役という東さん。競技の魅力を「高い所へ登る、という人間の本能に訴えかけ、頂上に到達したときの達成感。それに手ぶらで臨める気軽さ。3歳から高齢者まで広く楽しめる」と語る。一方で場所が限られる競技のため「民間の施設も多いが、まずは体験してもらいたい」と、同会は無料体験の場を増やしている。
1999年には秋葉台体育館に、日本初の公共施設のクライミングウォールが完成。今年リニューアルした善行の県立スポーツセンターにも、県内初のパラ用ボルダリング場が設けられた。市内子どもの家などのウォール設置を支援したほか、移動式のウォールを使った公民館での独自イベントなども開催している。
濱田君=右関連記事=もかつて秋葉台体育館イベントを体験。東さんは「競技人口が増え、藤沢からさらに有望な選手が増えれば」と期待した。
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