藤沢市は新型コロナウイルス感染拡大の影響で経済的に困窮する女性や、ひとり親家庭の支援を強化する。4月26日から県内では初めて生理用品の無償提供を行うほか、5月11日から低所得のひとり親世帯に対し、生活支援特別給付金を再支給する。
生理用品提供の対象者は、市内在住か在学者。1パック22〜24枚入りの品物を計1000パック配布する。1人1つずつで無くなり次第終了。
配布場所は市役所本庁舎2階地域共生社会推進室、同分庁舎2階市社会福祉協議会、湘南台文化センターの3カ所。
窓口に掲示された専用カードの指差し、またはスマートフォンなどに表示したカードの画像を示して、意思表示する。
本人証明などの提示は不要。氏名や住所などの個人情報、受け取りに来た事情などのヒアリングも行わない。配布品は、防災備蓄品を活用した。
コロナ禍による経済的困窮で生理用品など生活必需品が購入できない女性らに対し、全国的に支援の輪が広がっている。藤沢市でも市民からの問い合わせなどをきっかけに緊急支援として実施することになった。
市福祉総務課では「学生は特に相談をためらいやすい。自身が支援対象かどうか分かっていない人も多いので気負わず相談して」と呼び掛ける。問い合わせは、市地域医療推進課【電話】0466・21・9993へ。
ひとり親に再給付金
低所得のひとり親世帯への生活支援特別給付金の支給は昨年8月、12月に続き3回目。約3千世帯を見込んでおり、市は15日、事業費約2億2160万円を盛り込んだ2021年度一般会計補正予算を専決処分した。
支給額は児童一人当たり一律5万円。対象者は▽今年4月分の児童扶養手当の支給を受けている▽公的年金などを受け児童扶養手当の支給を受けていない▽新型コロナの影響で家計が急変し、収入が児童扶養手当受給者と同水準になっている世帯。問い合わせは子育て給付課【電話】0466・50・3580へ。
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