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藤沢版 公開:2022年7月1日 エリアトップへ

藤沢市が「トライアル・サウンディング」 「市役所 無料で貸します」 公共施設活用へ社会実験

コミュニティ社会

公開:2022年7月1日

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藤沢市が配布しているチラシの一部
藤沢市が配布しているチラシの一部

 藤沢市は今年度、公共施設を民間事業者や市民に一定期間お試しで利用してもらい、効果的な利活用のあり方を検証する「トライアル・サウンディング」を実施している。先月15日に要項を発表、同日から募集を開始した。市によると市役所で同制度を活用するのは県内でも「把握している限り例がない」といい、今年度の検証を経て、来年度以降の運用を検討する。

 対象は市役所本庁舎のうち、▽地下1階のイベント広場(約180平方メートル)▽東側のサンライズ広場(約450平方メートル)▽5階の屋上庭園(約400平方メートル)―の3カ所。いずれも書類提出や市による審査があるが、原則1日以上、1カ月以内の範囲で無料で暫定利用することができる。

 実施期間は来年3月末まで。広く事業者や市民のアイデアを募り、公共施設の活用方法を探る。

 藤沢駅に近く、多くの人が行き交う好立地とあって、すでに複数の応募が寄せられているという。市の担当者は「物品の販売やミニフリーマーケット、サークル活動など、様々な可能性が考えられる。思い思いの事業や活動を試してみて」と利用を呼び掛ける。

駅近、地域活性にも

 市はこれまでも市役所や市民広場の有効活用に取り組んできた。一昨年9月からはコロナ禍で疲弊する事業者への支援を兼ねて、東側広場と西側広場の2カ所に週3日、キッチンカー事業者が出店。西側広場では週2日、市内の農家らが新鮮な野菜などを廉価で販売するなどしており、いずれも好評を博している。

 一方、地下広場や屋上庭園など1年を通じてあまり活用できていない場所もあった。今回の事業はこうした取り組みを発展させ、公共施設の市場性を把握するとともに、市役所をより親しみがある場所として周知し、地域活性にもつなげる狙いがある。

 申請者は事業実施することができる法人、個人事業主、任意団体。所定の使用計画書や誓約書、申請書を市に提出する。公序良俗に反するものや政治、宗教的な活動などは実施できない。

 事業の詳細は市ホームページ、問い合わせは市企画政策課【電話】0466・50・3502。

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