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藤沢 人物風土記

公開日:2024.05.31

公益財団法人藤沢市みらい創造財団の理事長を務める
宮治 正志さん
打戻在住 62歳

藤沢への愛ゆえに

 ○…市の芸術文化やスポーツ・レクリエーションの振興・発展、青少年の健全育成推進に携わる財団の理事長に4月1日付で就任した。「夢、希望、感動に溢れる明るいみらいをみんなで創る」を運営の基本理念に掲げる。手掛ける分野が広いだけに主催事業も多種多様。いずれも市の文化や教育振興に結びつくもので、かじ取り役としての役職に襟を正す。

 ○…前藤沢市副市長。3月末まで庁内の司令塔の一角として2期8年を務め上げた。生まれも育ちも藤沢で「地元に恩返しがしたい」。副市長という重責を引き受けたのは、そんな藤沢に対する愛ゆえだ。県職員時代は湘南地域県政総合センター企画調整部長や政策局知事室長などを歴任。横浜・箱根・鎌倉に次ぐ県の新たな観光の核づくりなどに取り組んだ。地元住民や旅館経営者らと膝を交え、「現場で市民と一緒に議論したり活動したり。センターを離れるときは地域の人たちが送別会を開いてくれた」と思い出深そうに語る。

 ○…半世紀の歴史を有する藤沢市民オペラは財団の目玉事業だ。12月にはモーツァルトの「魔笛」を上演。建て替えが計画されている今の市民会館で最後の市民オペラ本公演となる。本番のパフォーマンスの裏には努力と練習の積み重ねがある。中学から大学まで続けた吹奏楽で学んだ経験則でもあり、舞台の成功に人一倍期待を寄せる。

 ○…来年1月に15回目を数える市民マラソンでは、公式記録が認定されるハーフマラソンを初めて導入する。全国的に市民マラソンが淘汰されつつある状況を念頭に「ぜひとも成功させたい」と力を込める。原動力は行政マンから立場を変えた今も変わらない。「子どもも大人も夢に向かってやりたいことができる、そんな藤沢市に」

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