藤沢 社会
公開日:2025.06.13
市民病院 24年度
医療事故など2184件
藤沢市民病院は5日、2024年度の医療事故などの件数が2184件で、前年比で107件減少したことを公表した。
同病院が05年9月に策定した「医療事故公表基準」に基づき、患者に大きな影響を与えなかった「インシデント」と有害な事象「アクシデント」(医療事故)をレベル0〜5に分類し、毎年公表している。
24年度のインシデントでは、患者への実害はなかったレベル1が最多の1066件(前年比121件減)、アクシデントでは、濃厚な処置や治療を要したレベル3bは12件(同4件減)あった。
レベル3bの事例として、重症肺炎で人工呼吸治療中の患者が気管チューブ抜去防止のため両腕を抑制していたが、本人が気管チューブを抜いてしまった(80代)、低栄養、歩行困難で点滴治療中の患者がベットの横に立つと検知するセンサーマットに反応があったため訪室した際に転倒を発見し、CT検査を実施したところ頭蓋内に血腫を認め、急変リスクもあるため集中治療室管理とした(50代)ケースなどがあった。
そのほか永続的な障害が残り、有為な機能障害などを伴うレベル4bは1件あった。レベル5の死亡は0件だった。
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