藤沢 社会
公開日:2026.10.20
「後輩遺児の支援を」 藤沢駅前であしなが学生募金
病気や災害、自死などで親を亡くした子どもや親に重度障がいのある家庭の進学を支援する(一財)あしなが育英会(本部・東京都千代田区)の奨学金を受けている学生組織「あしなが学生募金事務局」は18日、藤沢駅2階自由通路で街頭募金を行った。1970年から続けられてきた活動で、学生たちは「子どもの未来を社会全体で考えるきっかけにしたい」と支援を呼びかけている。
物価高で進学断念
近年、遺児家庭を取り巻く状況は深刻だ。中学3年生が対象の「あしなが高校奨学金」の2026年度の採用者は過去最多の2196人に。同会が今年8月に実施した調査によると、高校奨学生世帯の実質所得は過去5年間で約20万円減少。また近年の物価高騰の影響で、高校奨学生の21・5%が「進学の断念を検討している」と回答するなど、厳しい現況が浮き彫りとなった。
上智大学1年の春名瑞貴さんは中学1年の時、父親を自死で亡くした。経済的な困窮に加え、母親のがん闘病も重なり、将来への希望を見出せない日々を過ごしていた。状況が変わったのは高校進学後、奨学金の給付を受けたことで、大学に進学できたという。「同じように困難な状況にある子どもの力になりたい」と春名さん。
事務局では街頭募金のほか、郵便振替(00140―4―187062)でも寄付を受け付けている。詳細はホームページから。
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