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鎌倉 トップニュース社会

公開日:2014.05.23

鎌倉市海水浴場
従来通りの愛称を使用
公募の約1割占める

  • 松尾市長に「命名証」を手渡す久保田社長(右)=17日、ビーチフェスタ会場で

  • 決定したロゴ((株)豊島屋提供、禁無断使用)

 「鳩サブレー」で知られる(株)豊島屋(久保田陽彦社長)が昨年、命名権を取得した市内3海水浴場の愛称とロゴデザインが5月15日、発表された。愛称は公募で最も多かったことから、従来通り「材木座海水浴場」「由比ガ浜海水浴場」「腰越海水浴場」が使用されることが決まった。同社の久保田社長は「長く親しまれてきた名前に決定しうれしい」と話した。

 鎌倉市は昨年3月末、運営経費の削減や利用者サービスの向上を目的に、市内3カ所(材木座、由比ガ浜、腰越)の海水浴場でネーミングライツを実施すると発表。全国で初の試みとして注目を集めた。

 8社1個人から応募があり、選考の結果、金額や期間などいずれも最高提示だった(株)豊島屋が、年額1200万円、2022年度まで10年間の「命名権」を取得した。

 昨年は公募などの時間がなかったことから、従来の名前を使用。今年3月3日から28日まで、改めて愛称とロゴデザインの公募が行われた。

 4月末に選定委員会が開催され、応募総数393件のうち約1割を占めたこともあり従来通りの愛称である「材木座海水浴場」「由比ガ浜海水浴場」「腰越海水浴場」が引き続き使用されることが決まった。期間は3年間。

 またロゴデザインは、都内在住の30代女性が応募した作品=写真=に決定した。鎌倉の象徴として「鳩」をコンセプトに、親しまれる海岸になってほしいという思いを表現したという。

 発表会見で久保田社長は「私自身が応募してもこの名前だったと思う。結果的に長く親しまれた名前を守ることができてうれしい。ロゴデザインはグッズなどを制作、販売し、収益を海水浴場の運営や清掃費用に充てることなども検討したい」と話した。

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