鎌倉市商店街連合会(奴田不二夫会長)は1月16日、東京・谷中の「澤の屋旅館」館主・澤功さんを招き新春講演会を開催した。
澤さんはわずか12室の旅館ながら、34年間で89か国から17万人以上の外国人客を受け入れ、注目を集めている。
この日は「地域と取り組む外国人観光客のおもてなし」と題して講演。同旅館の一人娘との結婚を機に、銀行を辞めて館主になったものの、ビジネスホテルの台頭などにより、宿泊客が激減したため、「やむなく」外国人をターゲットにした経緯などを語った。
そして「現地の人との触れ合いや親切にされた経験こそが旅の思い出として人々の記憶に残る」として、地域の飲食店や見どころをまとめた自作のエリアマップを宿泊者に配布している経験をもとに「外国人の受け入れはぜひまちぐるみで」と呼びかけた。
また「本当に大切なのは、卑下せず、見下さず、心から歓迎すること。サービスをする側、される側という上下関係になるのではなく、お客様と感動を共有できる、横並びに近い関係の方がいい場合もある」と、外国人客をもてなす際の心構えについて明かした。
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