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鎌倉版 公開:2018年4月6日 エリアトップへ

「日比谷花壇大船フラワーセンター」の新園長 榎本 浩さん 横浜市在住 51歳

公開:2018年4月6日

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「さらに魅力的な植物園に」

 ○…鑑賞エリアの拡張や、施設のバリアフリー化などを終え、4月1日に再開した「日比谷花壇大船フラワーセンター」の園長に就任した。「花と緑がいっぱいで、誰もが安心・安全に過ごせる、より一層魅力的な園づくりに取り組んでいきたい。今後は、大型の『おばけカボチャ』の観賞会や、子どもが粘土で作った蘭の展示会など、様々なイベント開催に力を入れていく」と語る。

 ○…千葉県に生まれ育つ。「試行錯誤を経て、自分が想像している形に辿り着けるのが面白い」と、幼いころから車やガンダムのプラモデル、軍艦の模型制作などに夢中だった。ものづくりへの愛着はやがて「自分の手掛けたものが地図に残る仕事に就きたい」という夢に変わる。短大では造園や土木を学び、卒業後、(株)日比谷花壇造園土木(現(株)日比谷アメニス)に入社した。

 ○…特に心に残っている仕事は25歳ごろに携わった、皇居内の御所の前庭づくり。「皇后美智子さまがお好きな白樺250本を植樹するなど、2年掛かりで完成。一般公開のとき、多くの人が喜んでくれるのが嬉しい」と笑顔で語る。これまでに、同社を含む「アメニス夢の島グループ」が指定管理を担う、都内の「夢の島熱帯植物館」館長と「夢の島公園」所長を7年間兼任。「24時間管理など、大変だったからこそ、職員たちと一丸となって運営することの大切さを学ぶことができた」

 ○…休日はプロ野球観戦などを楽しむ。カープの大ファンで、年に2、3回は広島まで応援に行くという。また、美術館巡りも好きで、「上野での作品展によく足を運ぶ。魅力的な展示手法などのヒントが多く、センターにも生かしていきたい」。植物だけでなく、人々がワクワクするような園を育てていく。

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