鎌倉 人物風土記
公開日:2026.05.01
大船警察署長に就任した 須藤 智克さん 鎌倉市在住 58歳
「根無し草」が手にした強さ
○…初の署長就任で署員に伝えたのは「市民のために尽くすこと」「凡事徹底すること」。警察官人生約30年の中で身に刻まれたのは、基本の大切さ。「警察は何のためにあるのか、存在意義を忘れず、日々の仕事に取り組んでいきたい」。決意を込めた言葉は、静かな口調なれど熱い。
○…山形県出身。都会へのあこがれと、やりがいのある仕事を求め、高校を卒業して神奈川県警へ。「関東の事を何も知らなくて、横浜市を東京都だと思っていた」と苦笑する。横須賀市の田浦警察署のほか、横浜市の栄警察署でも勤務。「大船駅前のバスロータリー開発が始まる頃で、今ほど大きな建物がなかった」と、様変わりした景色を記憶と重ねる。
○…機動隊や県警総務部門なども経験。生活安全部門では、全国で初となる神奈川県警のストーカー対策室立ち上げにも携わった。任意の捜査が中心となる難しさなど、手探りで積み上げた指針は、現在もストーカー対策の基礎になっている。それでも起きてしまう痛ましい事件に「じくじたる思い。捜査方法も常にアップデートが必要」と唇を噛む。総務部門では、県警本部建物の影響でテレビ電波が受診しにくい地域の対応なども担った。「いろいろな所に行った『根無し草』だけれど、貴重な経験をたくさんさせてもらった。今となってはそれが自分の強さかも」と笑う。
○…夫人との間に5人の子宝に恵まれ、長男は自身の道を追って警察官に。柔らかな物腰とは裏腹に、機動隊時代に鍛えた柔道は5段、剣道も6段の腕前。毎週稽古に汗を流し、地域のジョギングはリフレッシュと巡回を兼ねた休日の過ごし方。制服を脱いでも警官としての自負を忘れず凡事徹底。言葉だけでなく、背中で訓示を語る。
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