鎌倉市はこのほど、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けたフランスの「ホストタウン」に登録された。市は昨年、同国のセーリング連盟と事前キャンプ実施に関する協定を締結しており、宿泊場所の確保といった支援を続けるほか、両国の文化交流会なども積極的に開催し「東京五輪へ機運を高めていきたい」とする。
ホストタウンとは、東京五輪に向け、大会参加国との文化交流を積極的に図る地方公共団体。地域の活性化などを目的に国が全国で推進しており、昨年12月28日時点で288の自治体が登録する。
市は昨年4月、フランスのセーリング連盟と事前キャンプに関する協定を締結。同年9月のセーリングワールドカップでは、来日した代表選手たちの歓迎レセプションを開いたほか、宿泊場所を確保するなどの支援を行っており、「さらに五輪への機運を高めたい」と登録を申請していた。
市東京オリンピック・パラリンピック担当課は「今後、フランスチームの来訪に合わせた歓迎イベントをはじめ、同国の文化、言語、歴史などへの理解を深める文化体験会、また市内在住の日本人オリンピアンを招いた講演会などの開催を検討したい」とする。
江の島では8月17日(土)から22日(木)に東京五輪のプレ大会、25日(日)から9月1日(日)まではセーリングワールドカップが予定されている。
同課では「具体的な日程は未定だが、特に市民レベルでの交流を深める機会を増やしていきたい」と話している。
「海外選手を七里ガ浜に」受け入れ家族募集
来日する海外選手らに宿泊場所を提供し、交流を深めようという動きが地域で広がっている。
七里ガ浜地域の市民有志が昨年結成した「七里ガ浜アスリート国際交流プログラム実行委員会」は現在、海外選手らのためのホストファミリーを募集しており、2月16日(土)、七里ガ浜自治会館でホームステイ説明会を開催する。七里ガ浜地域の人が対象。午後3時から4時30分まで。参加無料。
当日は、東京五輪への出場が期待される日本人選手・國米創さん(葉山町在住)を招き、セーリング競技のルールや、自身の海外遠征でのホームステイ体験談などを語る。
同委員会は「フランス人選手の両親やチェコの選手など10人ほどが現在、滞在を希望している。ホストファミリーとして20組ほどの登録を目指したい」と話している。
申し込みは同委員会【メール】athexchange.7@gmail.com、問い合わせは中里さん【携帯電話】090・3407・8699へ。
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