神奈川県中学校バレーボール選手権大会藤沢地区予選会男子の部決勝が5月3日、藤沢市立高倉中学校で開催され、鎌倉市立腰越中学校が優勝に輝いた。
川崎や横浜など、県内7地区毎に競う予選会。各地区の優勝校には、6月1日(土)から開幕する県大会のシード権が与えられる。藤沢地区は鎌倉市、藤沢市、茅ヶ崎市の15校が参加し、トーナメント戦で試合が行われた。
全てストレート勝ちで決勝までたどり着いた腰越中だったが、「緊張で思うようなプレーができなかった。仲間に助けられた試合だった」と身長183cmのエース・新倉徹也さん(3年)。相手の高倉中に苦戦を強いられた。悪い流れを打破しようと、チーム1のムードメーカーという坂井俊太郎さん(3年)が、体を反らせて声を出す姿につられ、他の部員も大きな声援で仲間を鼓舞した。その後、大黒柱的存在のセッター・伊勢隼人さん(3年)をはじめとしたメンバーが、冷静に試合を進めた結果、25―13、28―26で地区制覇を果たした。
「港町ならではの血が騒いでお祭りムードになった瞬間があった。この勢いだったら勝てると確信した」と顧問の廣部聡人教諭(39)。部長の珍田大我さん(3年)は「危ない場面もあったが、チームプレーで勝つことができた」と笑顔を見せる。
関東大会出場目指す
強さの秘訣は、年間600セット以上行う練習試合という廣部顧問。「一戦一戦、丁寧に試合をこなし、技術力を高めている。保護者も協力的で、家族のように接していただき、とても感謝している」と話す。
2、3年11人に加えこの春、1年14人が新たに入部。現在、逗子市立久木中学校で開かれる県大会に向け、課題の左攻撃に対応するブロックやレシーブを強化している。
珍田部長は「まずは県ベスト8、最終的には関東大会初出場のため、チームを引っ張っていきたい」と意気込む。
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