市内台2丁目から大船3丁目に架かる「大船立体」。小袋谷跨線橋の老朽化に伴い、県が2002年から段階的に整備を進めてきたが4月28日、南側歩道などの通行開始をもって一般供用部分は全て工事完了となる。「大船の玄関口」での交通渋滞の緩和や道路の利便性の向上にも期待できそうだ。
腰越3丁目の国道134号線を起点に、小袋谷1丁目へとつながる県都市計画道路「腰越大船線」(6・3Km)の終点部約370mで整備が進められてきた大船立体。
この地には元々、1931年に日本初の自動車専用道路として完成し、85年に市道となった小袋谷跨線橋がJR横須賀線や県道小袋谷藤沢線を跨ぐ形で設置されていた。しかし、老朽化による耐震性への懸念や6・1mと車道が狭く交通安全上の問題があったことから、県は02年以降、段階的に整備を進めてきた。
14年3月には仮橋による暫定通行を開始。その後、跨線橋の撤去や武道館側交差点の設置工事、17年6月には、以前の跨線橋と比べ車道が約1・2倍(7・5m)の道幅となる新橋が完成した。大船消防署前(大船3丁目交差点)から鎌倉武道館前へと車道がつながり、北側歩道も通行できるようになった。
3月27日には、車道本線と県道小袋谷藤沢線を結ぶ側道の供用を開始。4月28日には南側歩道と桁下から南北の歩道につながる階段が完成し、これで一般供用部分は全て通行可能となる。
県は今後、「資材倉庫の撤去や維持管理に必要な工事を5月末までに実施する」としている。
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