認知症の人を対象としたデイサービス施設「ケアサロンさくら」の閉所式が6月30日、同施設で行われた。
ケアサロンさくらは2011年7月、市内今泉台の北鎌倉台商店街のなかにオープンした。
認知症の人を対象に創作活動を通じた機能訓練などユニークなケアを実践。また開設当初から、地域住民とも積極的に交流し認知症の人とその家族同士が交流する「オレンジカフェ」なども開催してきた。
しかし、もともと施設が手狭だったこともあり、新型コロナウイルスの感染拡大による利用抑制を行った結果、採算面などから事業の継続が困難になった。
閉所式にはスタッフのほか地域住民も駆けつけた。今泉台町内会の尾島隆史会長は「稲田さんの活躍によい刺激をもらってきたので、閉所は本当に残念」とあいさつ。施設を運営する(株)さくらコミュニティーケアサービスの稲田秀樹代表は「地域住民や商店街の皆さんの温かい支援と眼差しがあったからこそ、ここまで事業を続けることができた。新型コロナが拡大してからは、スタッフも相当な緊張感のなかでの運営を強いられ、いったんここで区切りとすることにした」と話した。
今後は地域内の他の場所での事業再開を目指していくという。
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