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大船高校演劇部 中止公演の劇中歌ネットに 3年生中心に「リモート合唱」

教育

掲載号:2020年7月31日号

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幻となった作品の劇中歌をリモート合唱する有志(同部ツイッターより)
幻となった作品の劇中歌をリモート合唱する有志(同部ツイッターより)

 大船高校演劇部の有志がミュージカル作品の劇中歌を「リモート合唱」し、インターネット上に公開している。同部3年生にとっては6月に高校生活最後の作品として上演するはずだったが、新型コロナウイルスの影響で中止に。演者で作曲も担当した砂塚菜々子さん(3年)は「心を込めて作った曲を、少しでも多くの人に知ってもらえたら」と話す。

 全国大会等にもたびたび出場するなど、強豪として知られる大船高校演劇部。例年、6月の定期公演が3年生最後の舞台で、今年も逗子市のなぎさホールでの上演を目指し、1月末から作品づくりに取り組んできた。

 しかし、新型コロナの影響は同部にも及んだ。4月初旬に分散登校、その後は自宅学習に移行し、部活動の時間と上演のチャンスを失った。

 緊急事態宣言を受け、「このままでは定期公演は無理だろうと皆、覚悟していた。けれど、何もできないまま終わってしまうのは悔しかった」と竹下はるかさん(同)は振り返る。部員同士で連絡をとりながら、作品を知ってもらう新たな形はないか、模索を始めたという。

話題の動画参考に

 そこで持ち上がったのが「リモート合唱」だった。ミュージカル俳優らによるレ・ミゼラブルの「民衆の歌」の動画が話題となっていたこともあり、野村仁瑚(にこ)さん(同)が「私たちもやってみよう」とミュージカルのメンバーに提案。17人全員が賛成し、撮影に取り掛かった。

 録画環境などの問題もあり、動画での出演が9人、音声だけでの参加が1人の計10人がそれぞれ自宅などで、音源を聞きながら歌う動画を撮影。それらを編集し、1つの合唱作品に仕上げた。

 今回歌ったのは、定期公演で上演予定だった部の新作ミュージカル「満月と夜明け」の劇中歌。

 まずは第1弾として、作品名と同タイトルの楽曲「満月と夜明け」を6月26日に投稿。1カ月が経たないうちに、再生回数は2千回を超えた。砂塚さんは「何とか1つの形にできたこと、色々な人に聞いてもらえていることがうれしい」とほほ笑む。

 動画は、同部のツイッターアカウント(@OfunaPlayers)と「満月と夜明け」のツイッターアカウント(@Ofuna_mangetsu)で、現在4曲を公開中だ。今後も数曲を投稿予定。

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