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鎌倉 トップニュース社会

公開日:2020.11.06

玉縄地区「栄光坂」
本復旧へ法面工事開始
来年3月中の両車線再開へ

  • 法面上部での樹木伐採作業=10月31日撮影

  • 昨年9月、がけ崩れ発生直後の様子

 昨年9月の台風15号によって発生した土砂崩れの影響で、車両の片側交互通行が続く玉縄交番前から玉縄台交差点までの区間(通称「栄光坂」)でこのほど、本復旧に向けた法面の工事が始まった。鎌倉市は来年3月中の工事終了と両側通行再開を目指している。

 土砂崩れが発生したのは、大船消防署玉縄出張所から約100mの場所。これにより玉縄交番前から玉縄台交差点までの区間が一時車両通行止めとなり、バスも迂回ルートでの運行を余儀なくされるなど、地域の交通に大きな影響が出た。

 市は土砂の流出を防ぐ防護柵を設置するなどの安全対策を実施したうえで、昨年11月17日から玉縄台から大船駅方面へと向かう「片側一方向のみ」で車両の通行を再開。現在もこの状態が続いている。

 この間市は本復旧に向けた地質調査や工法の決定を進め、市議会6月定例会で工事の予算約8500万円を盛り込んだ補正予算案が可決された。

 工事は10月26日に始まり、現在は法面上部の樹木の伐採が行われている。その後は土塊の除去や整形を施したあとでモルタル吹付を実施。ポケット式落石防護網や落石防護さくを設置する。

 市公的不動産活用課では「来年3月初旬には工事を終え、その後の検査などを経て同月中には両車線での通行再開を目指したい」としている。

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