鎌倉 トップニュース政治
公開日:2021.04.30
鎌倉市議会議員選挙
新人健闘7氏が議席獲得
投票率は48・73%
任期満了に伴う鎌倉市議会議員選挙は4月25日、投開票が行われ、新たな「市民の代表」26人の顔ぶれが決まった。コロナ禍により候補者は従来通りの選挙戦を展開できず、外出控えなどもあり投票率の低下が心配されたが、前回を2・4ポイント上回る48・73%となった。
定数26に対して現職20人、元職4人、新人15人が立候補する激戦となった今回の選挙。元職1人に加えて新人7人が当選を決めた一方、現職2人が議席を失った。
党派別では公明党、共産党が3、自民党が2、立憲民主党と神奈川ネットワーク運動が1、無所属が16となっている。
有権者数は14万8755人(男性6万9403人、女性7万9352人)で、投票率は48・73%(7万2483人)だった。
長嶋氏連続トップ当選
長嶋竜弘氏(56・無所属)は4795票を獲得し、前回に続いてトップ当選を果たした。
今回も選挙カーなどは使わない独自の戦略を展開。選挙事務所も設けておらず、当選直後の当社の取材には市役所議員控室で応じた。
結果については「4年間の活動を評価していただいた」とし「市政は滞っている課題が多いので、一つずつ解決していきたい」と話した。
最年少栗林氏も議席
今回、最年少で当選を果たしたのが栗林幸広氏(26・無所属)だ。
立候補を決めたのは2月中旬。コロナ禍で集会などはほとんど開けなかったというが、駅頭でのあいさつを重ねて、若年層への浸透を図った。
当選を受けて「26歳の新人への期待に応えられるように全力を尽くしたい。交通、観光、子育て、介護など幅広い課題を解決するとともに、行政・市政に女性の声がより生かされる仕組みづくり、働き方改革など、若い世代の視線で取り組みたい」と語った。
感染対策を徹底
新型コロナウイルスの感染拡大後、初の選挙となった今回の市議選は、投開票に当たって感染対策を徹底して行われた。
鎌倉市選挙管理委員会は昨年12月に「感染防止対策方針」を策定。投票所を訪れた人にマスク着用を要請(所持していない場合は提供)、出入口の常時換気のほか、遮蔽用ビニールシートや手指消毒液が設置され、筆記用具も使い捨ての鉛筆を使用した。
鎌倉武道館で行われた開票作業でも事務従事者、選挙立会人の検温、マスクとゴム手袋の着用を徹底した。
期日前投票が増
期日前投票も積極的に呼びかけた。
腰越・深沢・玉縄行政センターの3カ所は、これまで4日間だったが期間を1日拡大し、20日から24日までの5日間に変更。「密」にならない時間に来てもらおうと、混雑状況をホームページやSNSで常時発信した。
その結果、期日前投票の割合は前回より3・8ポイント高い25・85%(1万8738人)となった。
同選管は「感染拡大が続き、外に出るのが怖いと感じる有権者も多いのでは、と心配だった。決して高い投票率ではなかったが、前回を上回る結果となりホッとしている。分散投票のために期日前投票を呼びかけ、会場の混雑状況をお知らせしたことが期日前投票と全体の投票率アップにつながった部分もあるのでは」と話した。
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