東京五輪のバレーボール女子日本代表に選ばれた島村春世選手(29・NECレッドロケッツ所属)の母校腰越中学校(鈴木徹校長)を中心に、地元有志で応援団が結成された。お揃いのTシャツを着て試合を観戦しようと、急ピッチで制作が進められている。
五輪2大会連続で代表に選ばれた島村選手。同校のバレーボール部や卒業生、地元のママさんバレーボールチーム、商店会などの有志が集まり、応援団を結成。前回のリオデジャネイロ五輪の時は、同校で壮行会を行ったが、コロナ下の今回は見送られた。
代表メンバーが発表されたのが6月30日。「代表になってくれると思っていたけど、決まってから企画しました」と同校バレーボール部顧問の沓掛美代子教諭。集まって応援できないことから、同じTシャツを着て、各自でテレビの前で応援しようと決まった。
デザインは現役の生徒が中心になって候補を出し合い、バレーボール部2年の片山はゆきさんの作品が選ばれた。島村選手がスパイクする瞬間をとらえ、「島村選手のスパイクする姿がカッコいいので」と片山さん。島村選手は地元での応援団結成を聞き、「本当にうれしい。期待に応えられるよう頑張りたい」と話していた。
大会前は応援団との交流もできなかったが、大会終了後に島村選手からのメッセージ動画が届けられる予定だ。沓掛教諭は中学3年生の時に県代表に選ばれた島村選手を指導している。当時を振り返り、「中学生で180cmを超えていたと思う。コツコツと練習する姿勢や、動けてパワーがある身体能力に、とても将来性を感じた」と話し、「地元に立派な選手がいることで、現役の生徒たちは目標ができる。島村選手に続く選手がこの中から誕生してくれれば」と期待を寄せる。
女子日本代表の初戦は7月25日(日)ケニア戦。
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