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伝統技法で「家」づくり 子ども向け「けんちく学校」で

コミュニティ教育

掲載号:2021年12月17日号

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協力して木材を運ぶ子どもたち
協力して木材を運ぶ子どもたち

 森の恵みや職人の技を知ってもらおうと(一社)木和堂(鈴木直子代表理事)では、今年5月から「鎌倉みんなのけんちく学校」と題し、子どもたちによる「小さな家」づくりを進めてきた。12月11日、玉縄歴史館で行われた最終回では、大きな木材を釘を使わずに組み、浄智寺谷戸にある一畳台目の茶室「夢窓庵」を実物大で再現した。

 木和堂は、木材コーディネーターやフリースクール主宰者、NPO団体代表、コンサルタントらからなる団体。市内で活動する建築家や丹沢の林業会社の協力を得ながら、森林の良さや歴史と文化を支える職人の技を五感で味わってもらうため、5月から子どもを対象とした建築を1から体験する企画を進めてきた。最終目標は、夢窓庵を実際に再現し、建てることだ。

実測や伐採見学も

 参加者は、市内在住の小学3年生から高校1年生までの12人。5月から月に1度、プロの指導のもと、茶室の内部の実測、10分の1の平面図化、50分の1の模型化、建具製作などを実施。10月には丹沢の森で、ヒノキを伐採する様子を間近で見学した。

 12月11日は、前回の活動で大工の職人に教わりながら墨付けやのこぎりでの切断をした木材を使い、6人ずつに分かれて釘を使わずに2棟組み立てることに挑戦した。

 印象的な丸い窓、2メートルほどある柱を組み、くさびを打ちこむなどの体験をした子どもたち。床板が敷き詰められると一斉に床に寝ころび、笑顔で完成を喜びあっていた。

 鈴木代表理事は「山と暮らしをつなぐという理念で活動している。私たちが住む家や鎌倉の歴史的建造物も、木や林業や職人などに支えられている。木の皿などを目にしたときに、誰がどうやって作ったのだろうと子どもたちが考えるきっかけになれば」と話す。

 木和堂では、来年度以降も同様の活動を継続していく。来年5月からの参加者は春ごろに募集する予定。

モデルとなった夢窓庵=浄智寺提供
モデルとなった夢窓庵=浄智寺提供

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