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文学館、来年4月から休館 大規模改修で2年間

政治

掲載号:2022年5月13日号

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建築から86年が経過した鎌倉文学館(同館提供)
建築から86年が経過した鎌倉文学館(同館提供)

 市内長谷の鎌倉文学館が、休館まで1年を切った。鎌倉市は総合計画で、2023年度と24年度の2年間に文学館本館の大規模改修を行う予定としている。文学館も4月下旬から、ホームページやSNSなどを通じて来年4月から休館する情報発信をスタートした。5月10日からは春のバラまつりも開催中で、文学館は「今度行こうかなと考えている方は、ぜひ今年ご来館ください」と呼びかけている。

 市の方針をまとめた総合計画の中でも、重点事業として位置付ける文学館大規模改修。文学館の洋館はもともと、前田利家の系譜である旧前田侯爵家の別邸として造られ、現在の建物は1936(昭和11)年に完成した。前田氏から1983年に建物を寄贈されたのを受け、市が1985年から鎌倉文学館として開館している。

 築80年以上が経過した木造の建物では、柱が腐敗したり、床が傾いたりと老朽化が顕著に。市は2年前から劣化度調査を実施し、今年度に設計を行う。市文化課は「来館者の安全を確保するとともに、歴史的な建築物を恒久的に保存していく」としている。

市民は入館無料「今年のうちに」

 来春からの本館の大規模改修に伴い、敷地内も入場できなくなる。現在開催中の春のバラまつりや、秋の文学館フェスティバルも今年で一区切りとなる。小田島一弘副館長(57)は、「休館前に展示や自然を楽しんでほしい」と話す。文学館は今年4月から、市内在住・在学者の入館料が無料となっている。

 鎌倉文学館は国登録有形文化財にも指定され、多いときには年間10万人以上が訪れている。

区切りの「バラまつり」開幕

 バラの名所として知られる鎌倉文学館で5月10日、「バラまつり」が開幕した。「鎌倉」や「静の舞」、「大姫」といった地元ゆかりの品種も含めた202種245株が、順次開花していく。「今週末から20日頃までが最も咲き揃う時期」と同館。バラまつりは6月12日(土)まで。来年以降は休館のため、イベントも休止となる。

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