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2日号砲の箱根駅伝 金子伊吹選手がエントリー

スポーツ

公開:2023年1月1日

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金子選手(写真提供:駒澤大学)
金子選手(写真提供:駒澤大学)

 あす号砲の「第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」に、手広中出身で駒澤大3年の金子伊吹選手がエントリーされた。箱根駅伝は1月2〜3日に開催され、当日の出場者は両日ともスタート前に確定する。

 初出場の前回は、山上りの5区で区間4位の走りをみせ、順位を3つ押し上げた。金子選手は、「緊張なく走れたが、先頭との差を開けられ力のなさを感じた」と振り返り、今大会でのリベンジを誓う。

 駒澤大は今シーズン、出雲駅伝と全日本大学駅伝でともに優勝し、同校史上初の学生駅伝3冠に王手をかける。金子選手は12月15日の記者会見で、「希望区間は前回と同じ5区」と発表し、「優勝に貢献できる走りをします」と意気込みを語った。

5区は中学時代から意識

 金子選手は、手広中時代に5区を現地観戦し、「自分も走りたい」と意識するようになる。中学3年時には、91回大会の5区で区間新を樹立した神野大地さんがゲストランナーのクロスカントリー大会で優勝。当時の陸上部顧問の池田克行さん(現第一中校長)は、「先頭を引っ張った神野選手から刺激を受け、5区への思いがさらに強くなったのでは」と振り返る。また、池田さんからの教えを今でも胸に刻み、12月の記者会見では、「謙虚な心を持つ」ことを今も大切にしていると話した。

 藤沢翔陵高に進学し、3年時には、全国高校総体神奈川県予選の3千メートル障害で優勝。県高校駅伝でも主将として区間賞を獲得し、同校3年ぶりの全国大会出場に貢献した。

 箱根駅伝で7回の総合優勝を誇る駒澤大に入学し、2年生で5区出場をつかんだ。今大会は、金子選手のほか3選手が5区出走を希望し、校内選考が熾烈を極めている。金子選手は、「後半にどれだけペースを落とさず走れるか。最後は気持ち」と話し、出場に向けて準備を進めている。

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