神奈川県は7月21日、2023年1月1日時点の年齢別人口統計調査の結果を公表した。調査結果では、年齢を3つの区分に分けた人口や割合、平均年齢など、市区町村ごとのデータが明らかになり、鎌倉市の平均年齢は50・29歳で県平均の47・03歳よりも3・26歳高いことが分かった。
この調査は、2020年の国勢調査の年齢別人口を基に、出生、死亡、転出入の異動人口を加減して推計したもの。23年1月の総人口は922万7901人で、前年比3276人減だった。
県の平均年齢は47・03歳で、前年と比べて0・23歳高くなっており、1976年の調査開始以来、上昇し続けている。男女別では、男性が45・71歳(前年比0・21歳上昇)、女性が48・32歳(同0・25歳上昇)で女性が男性より2・61歳高かった。
鎌倉市の平均年齢は、県よりも高い50・29歳で、県内58の市区町村の中で15番目に高かった。
県内で最も高いのは、真鶴町(57・74歳)で、湯河原町(56・67歳)、三浦市(55・17歳)と続く。最も低かったのは、川崎市中原区(41・71歳)。次いで、同市高津区(43・77歳)、3番目が横浜市都筑区(43・86歳)だった。
「年少」は最小「老年」は最多
年齢を3つの区分に分けた結果では、0〜14歳の年少人口が104万7478人(前年比1万8521人減)と過去最小で、全体の11・6%。15〜64歳の生産年齢人口は、564万59人(同1万2962人減)で62・6%を占める。65歳以上の老年人口は過去最多の232万6294人(同2287人増)で、全体の25・8%だった。
県全体の年少人口に対する老年人口は2・2倍で、調査開始以来上昇し続けており、少子高齢化が進んでいる。鎌倉市は、老年人口が年少人口の約2・8倍だった。
詳しいデータは、神奈川県の統計センターホームページで閲覧可能。
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