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鎌倉 人物風土記

公開日:2023.10.27

湘南鎌倉医療大学「湘翼祭」(11月3日)の実行委員長を務める
山口 彩華さん
市内在住 20歳

決意は揺るがない

 ○…2020年に開校した湘南鎌倉医療大学の文化祭「湘翼祭」で実行委員長を務める。初めて開催した昨年は、新型コロナの影響で規模を縮小し、来場者を在学生や保護者に限定。2回目の今年は、地域住民などにも一般開放し、飲食や看護体験コーナー、学習発表の場などを設ける。「前例がなくて大変だが、その分やりがいもある。方向性をしっかりと決めて、来年以降も継続できる文化祭にしたい」と先も見据える。

 ○…「深く考えすぎないタイプで、誰とでも仲良くできます」。人間関係をいとわない性格で、実行委員募集のメールが届いた時は迷わず参加を決めた。高校2、3年の文化祭は、新型コロナで中止を余儀なくされ、不完全燃焼に終わっていた。「文化祭に携わることができるチャンス。今できることをみんなで楽しみたい」

 ○…静岡県焼津市出身。小学1年から12年間習ったピアノをはじめ、陸上やサッカーなど、さまざまなことに挑戦してきた。小学生の時に父親が他界したことがきっかけで、日々の健康に着目する保健師の仕事に関心を持つ。音楽科の教員と迷った末に、保健師を目指すことを決意した。「最後は直感で決めた」と言うも、「教員の夢を捨ててまで決めた道。絶対になりたい」と意思は固い。

 ○…看護学科の2年生。保健師と看護師の両資格取得を目指して勉学に励み、週6日の通学と実行委員の活動を両立させる。委員同士で衝突することもあるが、副委員長らとともに、「ゼロからの挑戦」を牽引する。口にするのは、地域への感謝の気持ち。「関わってくださる地域の方々がとても温かい。湘翼祭を通じて、学校だけでなく地域の良さも知ってもらいたい」

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