9月28日に1000回目を迎える「親と子の土曜朗読会」を支える 長井 直子さん 関谷在住 53歳
コツコツと積み重ね
○…2005年に始まり、9月28日で1000回目を迎える建長寺での「親と子の土曜朗読会」。娘が幼稚園に通っていた16年前、友人に誘われたことがきっかけで初めて会場を訪れた。そこで圧倒されたのは、現在も読み手を務める牧三千子さんの朗読。第一声からピンと空気が張り詰め、話の情景が目の前に現れる。朗読の世界に自然と引きまれる空間に魅了され、夫と息子、娘とともによほどの予定がない限り、毎週のように会場へ足を運び続けた。
○…しばらくは聞く側だったが、牧さんからの勧めもあり、ママ友たちと読み手にも挑戦。3年前からは、単独で読み手を務めるようになり、これまでに15回ほど担当した。「馴染みのある場所での朗読は安心感がある」。伝えたいことが伝わる空間が心地よく、「読んでいて楽しい」と目を細める。
○…幼い頃から本に囲まれ、読書は年間100冊ペース。大学では文学部国文学科を専攻し、国語科の高校教諭を目指した時期もあった。結婚や出産を経て、「枠が1人でダメ元で受けた」という鎌倉市立小学校の学校司書に7年前に採用された。現在は七里ガ浜小の図書室で、本の貸出や読み聞かせを担当する。教師の道へ進まずも、朗読と学校司書に共通するのは、自身が好きな「人に伝えること」。
○…娘がアルバイトしているスイミングスクールに4年前から週1回通う。小学生以来の水泳で「健康づくりのため」と話すも、1時間のレッスンで約1500m泳ぎ、継続が力になっている。28日の朗読会には、運営側として参加。「朗読する側も聞く側も主体的で、みんなが会を支えている」。16年間にわたり関わってきた朗読会に、これからも垣根のない立場で携わる。
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