還暦を迎える男性のためのカットソーをプロデュースした 前田 有美さん 材木座在住 54歳
輝く人生に続く、一歩を
○…「還暦の男性にオシャレを意識してほしい」と、巳年の「蛇」の字をデザインした墨色のカットソーをプロデュースした。きっかけは、もう少しで還暦を迎える夫に「くたびれたおじいちゃん」になってほしくないという思い。色やバランスに加え、染色や「KANREKIYA」のブランドタグ、ラッピングの和紙に至るまでこだわり、日本の職人の技が光る「還暦を祝う贈り物」に見合う上質な品に仕上げた。
○…大阪生まれ、奈良育ち。結婚前、鎌倉に遊びに来た際、不動産店の前で「いい物件がある」と声をかけられた。「鎌倉は海と緑が近く、空気感が穏やかで憧れだった」こともあり、そのまま話を聞いた。見学した物件が気に入り、当時交際していた夫との結婚も決意し、14年前、転居した。
○…海のそばでの生活は、塩害との戦いもあるが大満足。夏夜の海の家は、地元の人ばかりのゆったりとした時間が最高だ。地元での縁が広がったのは、鎌倉で働く人がつながる「鎌倉市100人カイギ」に携わったことも大きい。カットソーのデザインを担当した廣江まさみさんとの仲もカイギを機に深まり、今では気兼ねなく相談できる飲み友達になった。
○…健康に関する事業や学びがライフワーク。スポーツ医学の博士号を取得し、大手電機メーカーでヘルスケア事業に携わった。現在は、筑波大学の社会人向け大学院でスポーツウエルネス学学位プログラムの研究員としても奔走する。昨夏、(株)ブレインラボカマクラを設立。病後の心身の健康増進や還暦前の世代の人が、退職後も輝くライフプロデュースの企画なども進めている。「思い立ったが吉日」。自身が走り続けることで輝く人生を体現する。
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