鎌倉 人物風土記
公開日:2025.02.28
発足25周年のNPO法人癒しの医療を考える会の事務局長を務める
後藤 順子さん
藤沢市在住
お気に入りは舞台袖
○…熱を出したわが子の額に、母親がやさしい手をそっとあてがうような-。医学が進歩する中、治癒しても思いやりがなければ心は癒されない。そんな思いで、2000年から活動を続ける「NPO法人癒しの医療を考える会」。事務局長として、理事長の湘南鎌倉総合病院・小林修三院長らとともに、医療者と患者が一体となって病気の克服を目指していく。
○…癒しの医療を考える会の目玉企画が、医療講演とオーケストラ演奏が一体となったクラシックコンサート。年2回開催し、団体設立25周年を記念した「湘南鎌倉フィルハーモニック管弦楽団〜身体にいい音楽会〜」(3/2・鎌倉芸術館)が目前に迫る。「今回は徳永二男さん(指揮)や小林美樹さん(バイオリン)と鎌倉に縁のある人も出演し、プロの演奏を聴ける貴重な機会です」
○…福島で生まれ、小学2年生から鎌倉へ。深沢小時代にはピアノ、深沢中でコーラス、鎌倉高では合唱祭に熱を込めた。進学した上智大で聖歌隊に入り、「みんなで声を合わせ、みんなでつくりあげるのが好き」。大学生から始めたバレエは踊り手としてだけでなく、指導者として幼稚園児から80代までの生徒に寄り添った。その時思った。「私は真ん中に立つより、舞台袖で見ているのが好き」。ステージ横から表現者の挑戦を見守り、舞台へ視線を注ぐ観客の表情に心躍らす。
○…6年前からボランティアとして携わり、事務局長になって団体25周年の節目を迎えた。コンサートの準備や運営は高校の同級生ら地元の人にも支えられる。プロの演奏者たちは普段それぞれの楽団で活動し、この日のために集まる特別チーム。公演には小学生も招待し、「2時間がいい時間になれば」。舞台袖から願っている。
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