神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2025年3月14日 エリアトップへ

児童書作家で地域活動にも参加する 村上 雅郁さん 鎌倉市在住 33歳

公開:2025年3月14日

  • X
  • LINE
  • hatena
村上 雅郁さん

希望の種をまきたい

 ○…デビュー作『あの子の秘密』(フレーベル館)で2020年児童文芸新人賞を受賞。22年には、『りぼんちゃん』(フレーベル館)が第1回高校生が選ぶ掛川文学賞に輝く。子どもの成長や心の動きを描く児童書作家は、「種をまく仕事」と生業を表現する。「子どもたちが本を読んで楽しかった、おもしろかったと思い、気づきがあればうれしい。その場で何にもならなくても、後になって花が開けば」

 ○…2019年12月6日のデビュー以降、『かなたのif』など含め5作を世に送り出し、昨年12月6日にはこれまでの作品のスピンオフとなる6作目『ショコラ・アソート』(ともにフレーベル館)を刊行。2歳から暮らす鎌倉での活動にも積極的だ。2年前に母校玉縄中の開校50年記念で講演するなど、キャリア教育の一環で学校から声がかかる。「呼ばれたら行く」。子どもの視点を持ち、子どもの側に立ちたいという作家にとって、児童や生徒との交流はプラスだ。2月には中高生の居場所COCORUかまくら(二階堂)で、中高生とのおしゃべり会にゲスト参加し「話を聞く大人であろう」との思いを強くした。

 ○…小学2年生の時、学校で読み聞かせをしてくれた教諭の言葉が心に残る。「読書はエンターテインメントだ!」。本を読み、文章を書くことが好きになっていった少年は、大学在学中の2011年から本格的に児童文学の創作を始めた。時代や社会と向き合い、子どもたちに希望を届ける。過去には不登校も経験し、子どもが生きやすい世界を主張する。

 ○…「希望を書くからには大人としての責任がある。生きるに値する世界に」。微力だけど無力ではない-。外に出て散歩、家の中でも歩き回って物語を巡らす。

鎌倉版の人物風土記最新6

渥美 貴司さん

鎌倉市市民活動センター運営会議のセンター長を務める

渥美 貴司さん

梶原在住 62歳

5月16日

和泉 元彌さん

円覚寺山内 佛日庵本堂で10回目の「北鎌倉狂言の会」を公演する

和泉 元彌さん

狂言師・俳優 50歳

5月9日

平山 高司さん

鎌倉山ミュージックデイ2025の実行委員長を務める

平山 高司さん

鎌倉山在住 73歳

5月2日

廣瀬 一彦さん

地域イベント「御成祭」を主催する

廣瀬 一彦さん

小町在住

4月25日

岩田 明さん

不登校特例校の鎌倉市立由比ガ浜中学校の分校長に就任した

岩田 明さん

今泉台在住 46歳

4月18日

安齊 勘一郎さん

鎌倉市消防団団長に就任した

安齊 勘一郎さん

佐助在住 62歳

4月11日

あっとほーむデスク

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2025年5月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook