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湘南鎌倉総合病院 低侵襲手術の重要性と早期発見の鍵 産婦人科主任部長の吉田医師に聞く
腹腔鏡や開腹による婦人科がん手術を、日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医や日本がん治療認定医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医(腹腔鏡)のもとに行い、安全かつ確実性の高い医療の提供を目指す湘南鎌倉総合病院。この4月には、20年を超える腹腔鏡手術のキャリアを持つ吉田浩医師が産婦人科主任部長に就任。各科と連携しながら患者にとって最善の治療方法を模索している。
負担軽減と早期回復
卵巣腫瘍は、良性・悪性を問わず、女性の健康を脅かす可能性のある疾患。近年、その治療において注目を集めているのが、腹腔鏡手術という低侵襲手術だ。吉田医師は、「腹腔鏡手術は患者さんの体に与える負担が格段に少ないのが最大のメリット。手術創が小さいため、術後の痛みや出血が軽減され、入院期間の短縮、そして早期の社会復帰が期待できる」と話す。
腹腔鏡手術は、高画質のカメラと細い手術器具を使用し、モニターを通して患部を確認しながら精密な手術を行っていくもの。周囲の臓器への影響を最小限に抑えられ、より安全で確実な手術が期待できるという。特に、若い女性や将来の妊娠を希望する人にとって、子宮や卵巣の機能を温存できる可能性が高いというのが大きな利点。
納得のいく治療を進めるためには、「機械の操作技術はもちろん、医師の臨床経験が重要」と吉田医師。腫瘍の診療を本格的に行っているか、しっかりと見極めてほしいと力を込める。
定期的な検診を
一方で、吉田医師は「初期には自覚症状がないことが多いため、症状が現れたときには、病状が進行しているケースも少なくない」と、卵巣腫瘍の早期発見の重要性についても強く訴える。
腹部膨満感や下腹部痛などの症状が現れてからでは治療が困難になる場合もあるため、定期的な検診が重要になる。卵巣の状態を定期的に確認することで、小さな腫瘍や異常を早期に発見することが可能という。
今、子宮体癌が増加傾向にあるという。「閉経後に不正出血があった場合は受診が必要になってくる。また、40代以降の女性は、卵巣がんのリスクが高まるため、自覚症状がないからと油断せずに、年に一度は婦人科検診を受けるように心がけて」と呼びかけている。
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