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公開日:2026.05.29
鎌倉市待機児童数 過去最少の1人に 少子化ではなく「施策成果」
鎌倉市はこのほど、2026年4月時点の保育所等への入所状況を発表した。入所児童数は過去最高の2882人となり、待機児童数は前年の9人から減少し、過去最少の1人(1歳児)となった。2015年に「子ども・子育て支援新制度」が始まって以来、最もゼロに近づいた形だ。
市内の就学前児童数は2023年度の6277人から、今年度は5378人と約900人減少。一見、少子化が待機児童減少の主因に見えるが、利用申込率は48・5%から55・2%へと年々上昇しており、ニーズは高まり続けている。市保育・幼稚園課の担当者は、「施設整備や定員見直しを継続してきた市の施策の効果と考えている」と手応えを語る。
市はこれまで、施設整備や保育士確保のためのさまざまな取り組みを実施してきた。
2024年度から導入された「保育士就職奨励金」は、市内の保育所等に就労した保育士に最大20万円を支給する制度で、これまで毎年40人への支給実績がある。市はニーズの高さを受け、今年度は約60人分の予算を計上した。
また、今年7月には台にある保育園みつばちの増築が完了予定で、20人の定員増につながる。
保留児童は85人
一方で、保留児童は85人(前年比110人減)存在する。1歳児が41人と最多で、次いで0歳児が17人。このうち「特定の保育所等を希望」したケースは37人で、玉縄24人、大船23人、鎌倉22人だった。これについて同課は「特定のエリアが人気というよりは、身近な園を保護者が選択した結果、この3園に希望が重複したとみられる」と分析する。
年度途中での転入や新規就労による申請など、今後も保育需要の変動が見込まれる。市担当課は「今後も丁寧な利用調整を行い、受け入れ枠の確保をすすめて待機児童ゼロを目指していきたい」と話している。
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