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鎌倉 人物風土記

公開日:2025.06.27

4月1日付けで鎌倉郵便局の57代局長に就任した
池辺 恭平さん
鎌倉市在住 38歳

郵政の未来を鎌倉で描く

 ○…全国に点在する郵便局で最年少局長という抜擢。着任以来、町内会や商店街の会合に積極的に参加し、地域との接点を持つよう努めてきた。「鎌倉であることの誇りや地域への思いを持つ人々が多く、その情熱と温かさに強く共感した」と言う。「150年続く鎌倉郵便局の伝統を汚すことのないよう、地域を大切にしながら職務を全うしたい」と意気込む。

 ○…埼玉県出身。母子家庭で育ち、「周りに助けられた」と幼少期を振り返る。早稲田大学では、「世の中を明るくする学問」として政治学を学び、その傍ら、東京ディズニーリゾートで4年間キャストとして「目の前のお客様を笑顔にしてきた」。この経験が、現在の仕事への根幹となっている。「日本全国に2万4千局ある日本郵政グループが発展することで、日本全体を明るくしたい」と、民営化3期生として入社。そのキャリアは、現場から経営の中枢、そして外部出向まで多岐にわたる。郵政創業150年プロジェクトリーダーを務め、「日本郵政のひみつ」(学研)の執筆やオウンドメディア「JPCAST」を立ち上げ初代編集長も務めるなど、広報分野でも才覚を発揮した。

 ○…25歳で小学校の同級生と結婚、2児に恵まれた。現在は単身赴任中だが、週末は家族が待つ自宅へ戻る。「習い事の送迎で終わる」と苦笑するが、その表情は充実そのもの。帰宅できない時は近況報告などの手紙を出し、「子と文通してる」と目じりを下げる。

 ○…全国的に年賀状の数が減少傾向にあるなかで、鎌倉は減っていないという。「文化的に成熟しており、人との繋がりを重視している証」と分析。地域との絆を大切にし、豊富なキャリアで培った手腕と新しい発想で、新風を吹き込む。

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