県政報告vol.19
鎌倉市浄明寺　大規模な漏水事故休業店舗に寄り添った対応を！
立憲民主党かながわクラブ県議団神奈川県議会議員飯野まさたけ

　去る６月28日の未明に、鎌倉市浄明寺２丁目で大規模な漏水事故が発生し、市内の約１万戸が断水となりました。県営水道を運営する県企業庁では、市内の10か所で応急給水を行うとともに、午後１時までに漏水の修理工事を完了しましたが、濁り水などの影響が続いたため、完全に復旧したのは午後10時になりました。

　私は鎌倉市役所や県企業庁鎌倉水道営業所、現地に赴き、復旧の状況や見込みなどの関係機関の情報共有や情報発信、被害状況の把握などに努めました。

　水道管の老朽化が全国で問題となっていますが、この事故も約60年が経過した直径２５０ミリの水道管の接手のボルトが腐食して外れたことが原因とのことです。県企業庁では、漏水の原因となった水道管の更新工事を進めるとともに、更新が完了するまでの間はボルトの補強を行う対策を講じる予定です。

　また、市民の皆様の暮らしはもちろん、飲食店や理・美容店などでは臨時休業を余儀なくされた店舗もあり、観光地としても大打撃をうけました。

　私はこの件について、当日の現地の状況を踏まえて、県議会の「建設・企業常任委員会」において「どこまで補償するかという課題があるが、事業者に寄り添った対応」を求めるよう、会派内の議論をまとめ、我が会派からも県企業庁に要望いたしました。

　その後、県企業庁は漏水事故に伴い休業を余儀なくされた店舗等に、「休業支援金」の支払いを決定しました。ただし、申請を行う必要があります。前年の平均売上高などに基づいて、金額が支払われます。専用のウェブページや鎌倉水道営業所内の専用窓口で申請を受け付けています。申請期間は８月１日から10月31日までとなっています。

飯野まさたけ

鎌倉市大船１－９－１－２Ｆ

TEL:0467-84-9697

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