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公開日:2025.09.19

鎌倉学園遠藤さん
インターハイ2連覇
セーリング男子

  • インターハイ2連覇を達成した遠藤さん

  • 大会の様子(提供)

 鎌倉学園高校3年の遠藤海之流(みのる)さんが、8月12日から16日にかけて和歌山県で行われた2025年度全国高校総体(インターハイ)ヨット競技大会のセーリング男子ILCA6で2連覇を達成した。

 同大会に1年生から連続で出場している遠藤さん。初出場で5位、2年生で優勝し、連覇がかかる今年は「気合が入っていた」と振り返る。

 会場となった和歌山セーリングセンター周辺の海域は、大会期間を通して穏やかなコンディションながら、刻々と変わる海流や風の強弱を的確に読む判断力と、それに対応する操船テクニックが求められる状況だったという。

 競技初日の第1レースを2位、第2レースは1位と順調なスタートを切り、2日目の第3レースと第4レースでは2位以下を100mから200mほど引き離して連続で1位を獲得した。

 3日目の第5レースも3位と安定した順位を記録していたが、第6レースがスタートのミスでフライングによる失格に。

 この時点で、2位の選手とは1点差。「最終レースは気が重かったけれど、悔いの無いよう自分の走りをすることを考えた」と遠藤さん。最終日の第7レースでは、1位は逃したものの、わずかな海面の動きと風が強まる周期を見逃さずゴール直前で1艇抜いて6位となった。

 この結果、総合成績では遠藤さんと2位の選手が同点となったが、全7レース中で1位を獲得した回数が1回多かった遠藤さんが優勝を勝ち取った。

 インターハイの前に行われたILCA6ユース世界選手権では、「思ったような走りができなかった」という遠藤さん。しかし、強豪選手から学んだ技術が、今回の優勝にもつながった。「連覇を達成できて、うれしい」と、満面の笑みをみせる。

 小学2年生からヨット競技を始めた遠藤さん。3年の夏を終え、高校生活もあとわずか。現在は大学受験に向け舵を切った。「大学に入っても競技を続けていきたい。中学生時代の同級生もヨットで活躍しているので、お互い切磋琢磨しながら強くなって勝負したい」

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