戻る

鎌倉 トップニュース文化

公開日:2025.09.19

エコール・ド・カマクラ
市民のアートを切手化
郵便局「興味持つきっかけに」

  • 入賞した10作品がデザインされたフレーム切手

  • 岩立理事長(左)と池辺局長

 アートイベントを多数手がける佐助カフェと、就労継続支援B型事業所「道工房」が中心となり今夏初開催されたアート企画「エコール・ド・カマクラ」の受賞作品10点がオリジナルのフレーム切手となり、9月10日に贈呈式が鎌倉郵便局で行われた。

 同企画では、国籍や年齢、経歴、実績、障害などを問わず「エコール・ド・カマクラ=カマクラ派」と称し、アーティストから作品を募集。東京藝術大学名誉教授らによる審査を経て10点が入賞作品に選ばれ、7月から8月にかけて作品展も初開催された。

 今回の切手化は、協賛企業の1つである鎌倉郵便局からの提案で実現。寄付金つきの年賀状があり、同局では毎年、地域の団体の支援に充ててきた。道工房を運営するNPO法人「道」(岩立実勇理事長)もその支援を受けてきた経緯があり、声がかかった。

 受賞作品10点のうち、制作者はプロのデザイナーが1人、残る9人は精神等の障害がある人だ。「すごい経歴の人、プロもいる中で、審査員の皆さんは『独自の発想』に惹かれたのでは。受賞した本人も家族もとても喜んでいる」と岩立理事長は語る。

 「市政数十周年や大きな祭りなどの切手はあるものの、市民の作品が採用されることは珍しい。身近な切手になることで、興味を持つきっかけになれば」と同局の池辺恭平局長。

 切手は、佐助カフェ(佐助2の18の15)と道ギャラリー(雪ノ下1の9の24小池ビル1階)で販売。(問)道工房【電話】0467・23・8772

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

鎌倉 トップニュースの新着記事

鎌倉 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS