鎌倉 人物風土記
公開日:2025.10.31
湘南鎌倉医療大学の文化祭「湘翼祭」の実行委員長を務める
岩崎 橙哉(とうや)さん
湘南鎌倉医療大学2年 19歳
恩返しの看護、自らの足で
○...昨年は好奇心で実行委員として参加した大学の文化祭。今年はその経験を踏まえ委員長に名乗り出た。5月の選任後すぐに始動し、約10人の委員とともに、学生会や教職員、地元の団体や学校、病院に協力を仰ぐなど準備に奔走。出店・企画数は昨年の倍近い30件ほどになった。文化祭のテーマ『彩』の通り、「さまざまな方のご協力が得られてうれしい。孤立化しがちな高齢者の方が学生と関わる機会にもなれば。多くの人のご来場を」と期待を込める。
○...歴史があり自然豊かな鎌倉と、自立した生活に憧れ、故郷・静岡を離れて同大学へ。障害がある姉を介助する母や、代わりに養ってくれた祖母、尊敬する放射線技師の兄、地元の大切な仲間たち―、多くのつながりが看護師を志したきっかけ。祖母が曽祖母の面倒をみる老老介護の現状も間近で見てきた。「人に支えられて今の自分がある。その恩返しで人に関わる仕事がしたくて。それが看護師でした」。強い思いを胸に、日々看護学と向き合っている。
○...アルバイト先は自宅近くの居酒屋。「店長もスタッフもお客様も仲良くアットホーム。二十歳になったらみんなで祝うよって」。店の料理を見よう見まねで自宅で作ることも。「母が栄養士で、祖母が畑で育てた野菜も食べて育ったので好き嫌いがなくて。ただ食器洗いは苦手な家事」と苦笑い。趣味は鎌倉のまち歩き。「冒険している感覚。お店やカフェを発見するのが喜びですね」
○...授業の実習先で、「自分がやりたいケアは本当にその人が求めているケアなのか」と自問自答することも。常に心に刻むのは「命だけは平等だ」という大学の母体・徳洲会の理念。「看護を追求し、初対面の患者さんでも、それを感じさせない看護師になりたい」
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