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鎌倉 人物風土記

公開日:2025.11.07

「つながりフェスタ@にしかま2025」の責任者を務める
芹澤 幸彦(さちひこ)さん
手広在住 73歳

今が1番楽しい人生を

 ○...「つながりフェスタ@にしかま2025」を11月23日に西鎌倉小学校で開催する。主催する西鎌倉地区町内・自治会連合会の会長であり、責任者として旗振り役を務める。防災意識の向上と地域課題への関心を深めることが目的で、「世代を超え、有事の際に支え合える関係づくりは、ますます重要になっています。つながりフェスタは、地域の絆を深める絶好の機会」と力を込める。地域の店舗や団体も多数参加して行われるフェスタ。多彩な企画を通じて、西鎌倉をさらに活気づかせたいという意気込みに満ちている。

 ○...静岡県裾野市で生まれ育つ。幼少期は「好奇心の塊」で、各国の首都を全て言えるほど地理に熱中し、世界史の教諭を目指して早稲田大学へ進学。しかし、早大闘争に巻き込まれ「大変な時期を過ごした」と振り返る。卒業後、教諭になる前に「社会人経験を積もう」と大手メーカーの化粧品事業部に入社。ファッションショーのメイク協力など華やかな仕事を手掛け、「おもしろくていつの間にか30歳を過ぎていた」と苦笑する。幼い頃からの尽きない好奇心は続き、シュタイナー教育や心理学なども深く学んだ。その学びを活かしコンサルタント会社に転職後、42歳で独立。キャリアコンサルタントとして現在も活躍し続けている。

 ○...プライベートでは27歳で結婚、2人の娘に恵まれた。趣味はゴルフやフルマラソンなど。特に50代後半から始めたフルマラソンでは、60歳の時に3時間19分をマーク。今も走り続けており、来年3月に出場予定の静岡マラソンに照準を当て練習を続けている。「今が1番楽しいと思える人生は自分で作らないと」。好奇心と探求心が地域活動の原動力にもなっている。

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