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鎌倉 人物風土記

公開日:2026.01.23

1月29日から大船ルミネウィングで作品展を行う画家
伊東 雅江さん
鎌倉市在住

「鎌倉の情景」絵で後世へ

 ○…移り変わる鎌倉の情景を描き続け25年。街で見つけた心惹かれる建物や風景など多くの作品を残してきた。8年ほど前からは、鎌倉市の景観重要建築物等を紹介するミニ冊子「かまくらのすてきなたてもののえほん」制作に取り組み、シリーズ4冊を発表。5冊目が完成したこのタイミングで、原画やこれまでの作品約70点を展示する作品展を、1月29日から2月7日まで大船ルミネウィングで開催する。「鎌倉市にはすてきな建物がたくさん残っている。この魅力を少しでも多くの方に知ってもらえるきっかけになれば」。

 ○…どこか懐かしく、やさしいタッチで描かれる作品たち。建物の所有者などに話を聞き、隠れたストーリーなどを知ることで「絵に命が吹き込まれていく」。それらをまとめた文章も紹介するなど、より多角的に建物の魅力を伝える工夫を凝らす。ミニ冊子に登場する案内役の猫たちは、ニューヨーク-パリ間の単独無着陸飛行に初めて成功した飛行家チャールズ・リンドバーグから着想。「鎌倉の街を飛ぶ猫チビリンドバーグと一緒に、散策してほしい。そして、『この建物、守っていきたいね』という会話が生まれたら」。そんな願いを込め、冊子の売上の一部を市の景観重要建築物等保全基金に寄付する活動も続けている。

 ○…東京生まれ。「実は絵が下手だった」と苦笑。幼少期から親の勧めで絵画教室に通い、「これからも描いていきたい」と、高校卒業後に約6年間専門的に学んだ。子育てに奔走しながらも描き続け、現在は作品制作に加え、カルチャー教室の講師も務める。「今後は、市の景観重要建築物以外のすてきな建物を描き、6冊目を作っていきたい」。やさしいまなざしは今日も街の片隅に向けられている。

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