アレセイア湘南高等学校の男子バスケットボール部(塚本雄貴(ゆたか)主将・2年、部員20人)が、1月に開催された県高等学校新人大会で初優勝した。同部は2月8日(土)から千葉県船橋市などで始まる関東大会に出場する。
今大会は1年生ながら高い身体能力を持つナイジェリア人、アブ・フィリップ選手らの活躍で順当に勝ち進んだ同部。1月26日に平塚総合体育館で行われた厚木東高校との決勝戦も102対80の差をつけて見事初優勝を果たした。
「嬉しさよりまずは一安心しています」と振り返る塚本主将の言葉の裏にあるのは、これまでの悔しさだ。昨年の同大会は開幕直前に主力メンバーが膝の靱帯断裂という大怪我に見舞われた。戦術を変えて挑んだがベスト8で敗退。昨夏のインターハイ予選では残り時間3分で10点差を返されて逆転敗けするなど、実力はあっても勝てない不運が続いた。それだけに「悔しい思いで引退した先輩にやっと良い報告が出来ます」と胸の内を話す。
同校はグローバル化の推進と夢が叶えられる環境を、という教育方針のもと2011年にバスケ部の活動を本格化。元JOC(日本オリンピック委員会)強化コーチなどを歴任した小田島誠氏を監督に招聘し『日本一』という明確な目標を掲げスタートした。週6日のハードな練習を続け、「外国人選手だけでなく、皆プレーできる力は持っています。うまく噛み合えば県内では負けない」(小田島監督)というレベルにまで来ている。
今回の優勝も日本一への通過点。メンバーの目標は今年8月のインターハイでの日本一だ。「一つ一つの精度を上げていきたいです。バスケットボールは判断のスポーツなので、監督に頼らずに自分たちで考えてプレーできる対応力などを磨いていきたいです」と塚本主将は話している。
茅ヶ崎版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>