ピッチを駆け抜ける国本さん（暁星国際高校提供）
茅ヶ崎を中心とした湘南エリアで活動している、サッカージュニアユースのクラブチーム・ＳＵＥＲＴＥ（スエルテ） ＦＣ Ｃｈｉｇａｓａｋｉ（内田優作監督）ＯＢの国本玲央さん（18・横浜市出身）が、来シーズンからＪ２のレノファ山口ＦＣでプロのキャリアをスタートさせる。プロになる選手の多くがＪリーグの下部組織で育っているなか、まちクラブからプロが誕生したことに、後輩たちや他のクラブでプレーしている選手たちから喜びの声が上がっている。
国本さんがスエルテに在籍していたのは、中学１年３月から卒業まで。「最高の仲間とクラブユースの県大会で準優勝し、関東大会に出場したことが最高の思い出」と話し、「毎日練習で走っていたのが大変できつかった」と振り返る。
中学時代から高精度のキックを武器に攻撃を活性化させ、数多くの試合でチームを勝利に導いた国本さん。サッカー強豪校の暁星国際高校（千葉県）へ進学し、実力を磨いた。「中学時代に鍛え上げられたキックとメンタルが今の自分の強みになっている」と言い、後輩たちに「人間として成長できる環境も整っている。目標に向かって頑張ってもらいたい」とメッセージを寄せた。
内田監督は「日々の努力を続け、いずれ日本を代表する選手になってほしい。プロの世界でも輝いて」と檄を飛ばした。
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