寒川駅近くの激安洋品店「アグ」が3月に48年の歴史に幕を下ろすことになった。閉店のチラシを出した後はSNS等でも「アグの服を着て育った」「ずっとあるものと思っていた」「もっと大事にしておけば良かった、油断していた」など惜しむ声が相次いでいる。創業者の奥村孝社長(74)によると、店の跡継ぎがいないため、閉店を決めたという。
店名は祖母の「アグ」さん(故人)が由来。アグさんは横浜で洋品店を営み商才に長け、厳しい人だったらしい。創業から数年で茅ヶ崎市鶴嶺にも店を出した。平成2年には火災に見舞われたが近隣に助けられて復活。客の声に応えるうちに品数が増え、菓子も並んだ。
鶴嶺店は在庫が売り切れ次第閉店。奥村さんは「感謝の一言に尽きます。どう売れるか分からない仕入れの面白さもあった。楽しませてもらいましたよ」と振り返った。
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