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十間坂のハクモクレン 地域の目を楽しませ20年 有志が維持管理

社会

掲載号:2020年3月13日号

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開花した木に手をかけ、思い出を語る百合枝さん
開花した木に手をかけ、思い出を語る百合枝さん

 梅田中学校(十間坂)西側の道路沿いに植えられている16本の「ハクモクレン」が今年も開花し、地域住民の目を楽しませている。

 取材に訪れた3月3日、まるでひな祭りを祝うかのように大きな花が陽光に照らされ輝いていた。「春の訪れを感じさせてくれて本当に大好きな花」と話すのは、武部百合枝さん(86)。現地の草花を管理する「梅田町緑と花いっぱい推進の会」の代表だ。

夫の思い継ぐ

 同会が生まれたのは20年前の2000年。幅5mの歩道がある広々とした道路がつくられたが、街路樹設置が予算化されていなかったことから、「草花のある景色を自分たちの手で作りたい」と地元有志が立ち上がった。当初代表を務めていたのは、百合枝さんの夫の故・季之(すえゆき)さん。藤沢市役所の緑化部署に務めた経験を生かして会を設立。地域からの寄付や自治会予算を充てながら、草花を植樹した。

 それから20年、大きな花をつけたハクモクレンに手を掛けながら、「夫とのさまざまな思い出がよみがえる」と目を細める百合枝さん。2004年に季之さんが他界して以降は思いを引き継ぎ、代表として地域の仲間とともに草花の維持管理を続けている。

 百合枝さんは「地域の方が美しい花をもっとゆっくり見られるよう、ハクモクレンの近くにベンチを作るのが、今後の目標です」とにっこり笑った。

20年前の植樹時の百合枝さん
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