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茅ヶ崎・寒川 教育

公開日:2020.07.10

茅ヶ崎らしい「マイバッグ」
レジ袋有料化でラスカが製作

  • 「茅ヶ崎の日常風景」を表現したマイバック

 地球環境に配慮した取り組みとして、日本各地で7月1日からスタートした「レジ袋有料化」。コンビニは1枚3円、スーパーでは1枚5円など袋の大きさや事業者によって価格はさまざまだ。市内でもレジ袋が有料化に切り替わる中、茅ヶ崎らしいエコバッグも誕生した。

 製作者の思いを汲むなら、「エコバッグ」ではなく「マイバッグ」。レジ袋有料化を前に、ラスカ茅ヶ崎店が6月25日から販売を始めたキャンバス地の買い物袋について、担当の石井雅代さん(39)はこう語る。「買い物だけでなく、仕事や学校、外に遊びに行くときにも使ってもらえるようなバッグにしたかったんです」

デザイン、印刷も地元にこだわり

 実はこのマイバッグ、デザインだけでなく製作過程にも”茅ヶ崎”が盛り込まれている。

 昨冬から動き出したプロジェクトの鍵を握るデザインは、地元のキャラクターデザイナー・Ryu Ambeさん(31)に打診。ラスカ側の「茅ヶ崎らしさを」という依頼に、ビーチやえぼし岩、サーフボードを題材に独特のタッチで応えた。「僕の感じる茅ヶ崎の日常風景」とAmbeさんが評すそのデザインは市内下町屋の星美製作所に渡り、限定500個のバッグにプリントされた。

 ラスカ1階の生鮮食品の集中レジで販売する1600円(税込)のバッグ。告知もしないうちに発売から1週間で120個が売れ、ラスカの石井さんは「予想以上の売れ行きでびっくり」と目を丸くする。7月12日(日)には、茅ヶ崎駅からラスカに直結する3階の館前で即売会を実施。デザインを手がけたAmbeさんも午後3時から4時に来場し、希望者にはバッグにサインする予定だ。

 近年顕著となった海洋プラスチックごみの問題。国内でスタートしたレジ袋有料化は、誰でも取り組める対策の一手だ。かねてからレジ袋使用を控えていたというAmbeさんは、「一人ひとりの意識の変化が、環境の変化をもたらす第一歩になるのでは」と期待を込めた。

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