ヤマカの駐車場に出店するキッチンカー
複数のキッチンカーが各所を巡回し、屋外かつテイクアウトという販売形式で、３密を避けた市場をつくる「機動湘南グルメ市場」。昨春の発足以来、出動場所を増やし続けている。
今年2月からは、湘南地方で展開するスーパーマーケット「やまか」とのコラボが始まった。茅ヶ崎市内では松林店、鎌倉市内では片瀬山店、富士見町店に出店している。
2月13日には焼鳥トサカ（茅ヶ崎市茅ヶ崎）が松林店に出店。やまかで買い物を済ませた人たちが香りに誘われ、焼鳥や弁当を買う姿が見られた。同店代表の池田直之さん（40）は1月からキッチンカー販売を開始したばかり。「北茅ヶ崎駅前に店舗を構えているが、緊急事態宣言により、とても厳しい状況となってしまった。何もしないわけにいかなかった」と語る。キッチンカーで各地を巡ると「がんばって」「宣言が終わったらまた飲みに行くよ」という声をもらうこともある。「地元の方の応援が励み。当面はこのキッチンカーで乗り越えたいです」
やまか側のメリットも大きい。松林店の矢島秀信店長（57）は「お客様にもだいぶ浸透してきた。湘南にあるいろんなお店の味を紹介できるのも魅力。スーパーとの相乗効果になれば」とコメント。機動湘南グルメ市場を企画している早坂幸一さん（58）は「再びの緊急事態宣言により、キッチンカーへの需要はまた増えているように思う。引き続き状況に合わせた展開を考えていきたい」と話す。
機動湘南グルメ市場は市内クリエイトＳＤ等でも出店中。情報はフェイスブックグループ（【URL】https://www.facebook.com/groups/514124115966574）へ。
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