茅ヶ崎・寒川 経済
公開日:2026.09.19
県が概略設計作成に着手 新幹線新駅の誘致
神奈川県はこのほど、寒川町倉見地区への東海道新幹線駅誘致に向けた取組として、新駅開業による経済波及効果の推計調査と、新駅の構造や配置などの概略設計を行うことを明らかにした。
2026年度9月の補正予算として総額2億7000万円を計上する。実施期間は26年度から28年度の3年間。
誘致をめぐっては6月の議会で、楠梨恵子議員(自民)の質問に対し黒岩祐治知事は「広域自治体として市町をリードし、取組を前に進めるため、概略設計の費用を負担する」と答弁。将来、県が負担する新駅整備費の中から、先行して負担することを明言した。
黒岩知事は、新駅周辺自治体が参加する「神奈川県東海道新幹線新駅設置促進期成同盟会」会長を務めており、知事自ら誘致への思いを示した。
期成同盟会結成から30年、会の要望に対しJR東海は「(新駅の設置は)倉見地区の街づくりの状況を見ながら判断する」とし、慎重な姿勢を崩していない。一方で、誘致先の倉見地区は、まちづくりの範囲や内容を決める都市計画が未定のまま。まちづくりの範囲を決めるには新駅の構造や配置を計画する概略設計が必要だが、関係自治体間での負担割合に関する調整が進んでいない。黒岩知事の判断は、この状況改善へ向け、一石を投じた格好だ。
県のこうした姿勢に対し、8月、概略設計について、JR東海から協力の意向を引き出している。
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