連載「広げよう心のバリアフリー」【1】 ヘルプマークを持つ内部障がいの私から
ヘルプマークは援助が必要な方のマークです。体調によって立っていることが辛い時があり、このやさしい声掛けが安心につながります。
今までまわりに障がい者や介護が必要な人がいませんでした。しかし自分が2年前に病気になって、初めてわかったことがたくさんあります。
例えば、電車に乗るだけでこんなに息切れがするなんて思いもしませんでした。幸い理解のある会社のおかげで仕事を続けていますが、毎日の通勤ではとてもつらい思いをしています。
背広を着た30代の会社員の男の私が優先席に座るわけにもいかないし…と思っていたら、「ヘルプマーク」というものがあると教えてもらい、さっそくカバンに着けてみました。それは外から見てわからない障がいや病気のある人が、手助けが必要な時につけるものだそうです。
先日たまたまそれを見た女性に席を譲ってもらいました。申し訳ない気もしましたが、正直体調が悪かったので本当にありがたかったです。
自分がこうなる前は想像もしていませんでしたが、これからはできる限り必要な人に手助けをしようと思っています。
制作/茅ヶ崎バリアフリー基本構想推進協議会市民部会
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