本村八王子神社で子ども食堂
８月25日正午スタート

準備を進める本間さん（左）らスタッフ

　本村八王子神社（本村４の13の40）境内の神楽殿で８月25日（金）、初めての子ども食堂が開催される。企画するのは、地元出身で２年前から月１回、「ヒーリングマルシェ」を開催してきた本間摩弥さん。「子どもと保護者にとって安心できる居場所を作り、神社にかつてのにぎわいを取り戻したい」と話す。

２年前からマルシェ

　西村さんは自身が心身に不調を起こしたことをきっかけに、セラピストや整体師の資格を取得。２０１９年から、知人とともに鎌倉駅前のカフェでヒーリングマルシェをスタートさせた。「ブラっと訪れてその場でカウンセリングやマッサージなどを受けられる」と人気となり、21年の春からは、同神社境内の八王子会館を会場に月１回開催してきた。

　「マルシェを続けるうちに訪れた方から自分の作品や農作物を置いてほしい、というリクエストが増えていった。だったらこの場所を地域の拠点にできないかと考えるようになった」と本間さん。実は家族が同神社の運営を担っていたことから、幼い頃には現在の社務所に寝泊まりし、境内にあった幼稚園に通うなど浅からぬ縁がある。「遊具などもあって、学校帰りに自然と子どもたちが集まるような場所だった」と当時を振り返り「活動を通じて神社にかつてのにぎわいも取り戻せたら」と話す。

約50食を提供

　８月25日の子ども食堂は正午から午後６時頃まで、約50食（おにぎり、おみそ汁、副菜などを予定）を中学生まで１００円、高校生以上３００円で提供（予約優先）。また同日午前10時から午後３時30分までヒーリングマルシェも開催する。

　本間さんは「今後は勉強を教え合う『寺子屋』のような場所にしたり、保護者の子育てに関する悩みを聞きアドバイスなどもできたら」と話している。予約、問い合わせは本間さん【携帯電話】０８０・５４３３・０３２１へ。

　９月以降は毎月最終金曜日の午前10時から午後３時30分までマルシェ、午後５時から７時頃まで子ども食堂を開催予定。