茅ケ崎警察署の署長に就任した 鈴木 健二さん 茅ヶ崎市在勤 59歳
「凡事徹底」でまち守る
○…3月21日付けで、茅ケ崎警察署の署長に就任した。就任の訓辞で示したのは『凡事徹底』ただ一つ。「警察官の真髄。変化の多い時代にあって、スピード感やバランス感覚が大事だと感じている。一人ひとりの署員が任務を全うするのはもちろん、いざという時は一枚岩となってあたっていく」と気持ちをを新たにする。
○…箱根生まれで、小学2年から剣道に打ち込んだ。警察関係者が周りに多く、高校を卒業して自身もその道に。32年前、茅ケ崎署に配属され、茅ケ崎駅北口や鶴が台の交番にも勤めた。42年の警察官人生では、オウム真理教の拠点があった山梨県旧上九一色村や、阪神大震災の被災地、サミットなどの警備にあたったことも。今年は地下鉄サリン事件から30年となったことから、署員に当時の話もした。危機管理や警備の道を歩んだ経験から、茅ヶ崎に着任して気になるのは、津波などの災害への備え。「行政や消防など、関係各所と協力して進めていく。人とのつながりが希薄な時代だからこそ、足を使って関係を築いていきたい」
○…都内の関東管区警察学校に勤務していたこともあり、単身赴任は4回目。独学で身につけた料理が得意で、毎日官舎で弁当を作って持参している。妻も警察官で、週末に二宮の自宅に帰った際は、振る舞うこともあるそう。
○…管内では、相変わらず自転車と高齢者が関係する事件事故が多いという。「自転車盗や高齢者が被害者になる事故、特殊詐欺など、市民の困りごとや不安に感じることに、まずは手を打っていきたい」とし、加えて「抑止力となるのは市民の目。みなさんに協力いただき、安心安全なまちづくりを目指していきたい」と力を込めた。
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