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茅ヶ崎・寒川 社会

公開日:2026.06.05

進化系「丼」は楕円形!?︎ 茅ヶ崎在住デザイナーが開発

  • 進化系「丼」は楕円形!?︎ (写真1)

  • 「だえんどんぶり」を手にする山下さん

    「だえんどんぶり」を手にする山下さん

 茶碗のように持ちやすいのに、しっかりとした深さがあってラーメンやカレーを入れるのにも最適―。そんな「ありそうでなかった」楕円形のどんぶりを茅ヶ崎在住の工業デザイナーが開発し、話題となっている。6月12日まで、クラウドファンディングも実施中だ。

 「だえんどんぶり GOND,LA」を開発したのは山下公明さん(61)。鹿児島県出身で、都内の美術大学を卒業後、大手家電メーカーでテレビやビデオ、携帯電話などのプロダクトデザインを手掛けてきた。現在でも商品開発のコンサルティングや大学で後進の指導に当たる。

 一見、畑違いなどんぶりの開発にとりかかったのは2年ほど前。元々料理が好きで、自宅で作ることも多いが「年齢を重ねるにつれて『できれば洗い物を増やしたくない』『収納しやすい器が欲しい』と思うようになっていた」という。

 そんな時、知人からプレゼントされた四角い丼を見て「どんぶりは丸くなくてもいいんだ。楕円にすればこれまでにない使いやすい器が生まれるはず」というアイデアが浮かんだ。

 平塚を拠点に活動する陶芸家にアドバイスをもらいながら、試作を繰り返した。実際に使ってみると食器棚に収納しやすく、調理中はお玉や菜箸を一時的に置くのにも便利だったり、現在のSNSに多い「縦型」の画面に映えるなど、思わぬ副産物もあったという。

 その後、愛知県瀬戸市のメーカーと協働で製品化にこぎつけた。カラーバリエーションはペールブルー、ベージュ、ブラックの3種類。

クラファンも実施中

 製品のPRとファンの増加を目的としたクラウドファンディングも4月からスタート。当初は150万円を目標としていたが、僅か2週間でクリアし、6月2日現在で300万円を超えた。今後は飲食店のほか、持ちやすさや食べやすさから介護施設などでも使ってほしいという。山下さんは「『実用性から自然とその形にたどり着いて、何世代も使われるデザイン』が好き。『だえんどんぶり』もそんな存在になったらうれしい」と話している。

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