寒川町成人式の実行委員会委員長を務める 市川 さとみさん 小動在住 20歳
故郷の音 心に響かせ
○…「実行委員会に絶対に入りたいと思っていました。記念になるし、ただ式に参加するんじゃなく、中心で形作っていきたかった」と話す。町内3中学校からの推薦と立候補者からなる委員15人のまとめ役として準備を進めてきた。
○…昨年の8月頃から1カ月に1回程度集まり、式の内容を検討。「中学校が同じで知っている人もいたけど、知らない人も多くて緊張感をもって話し合いができたと思う」と振り返る。昨年から漢字一字で式のテーマを決めているが、今年は『響(ひびき)』とした。「みんなの心に響く成人式にしたい」という想い。そしてもうひとつ―「響という漢字は『故郷の音』と書きます。次は私達が地元を盛り上げていく番。地元を愛する心、その決意を再認識できるものにしたい」。これからの寒川を担う新成人としての心構えをテーマに寄せた。
○…式典ではスライドショーやビデオレターを流す予定。中学時代の担任に取材したりしたが、なかなか時間が合わずに苦労したそうだ。そして、テーマにちなんだ中学の『校歌斉唱』は今年のメインイベントとなる。事前に実行委員で歌ってみたりもしたそうだ。「自分の学校のは聞いたことがあっても、他の中学校のは聞いたことがなかったので、新たな発見でした」。そんな『故郷の音』の面白さが体験できればいいと語る。
○…寒川生まれ、旭が丘中出身。昔からイベントなど積極的に関わり、中心となって進めていく性格だった。20歳になった実感はといえば「あんまりない」と苦笑い。「でもこの前の選挙(衆院選)には行きました。同級生の仲間もみんな行ったみたい」。大学では文学部に所属。中学教師をめざしている。「学校が好きなんです」。照れたように笑う。「将来もずっと学校に通えたらな、と思って」。将来を見据え、塾でアルバイト中だ。「教えることで、生徒と一緒に自分も成長しています」。社会人としての一歩を踏み出そうとしている。
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