寒川から電気自動車誕生 一之宮の(有)ニシムラ
一之宮の(有)ニシムラコーポレーションが電気自動車を開発、製造し5月30日、フィリピンに向け出荷した。現地で公共交通機関のジプニー(乗合タクシー)として街を走り回ることになる。
同社は西村一隆代表取締役含め4人の小所帯。クラシックカーなど旧車の再生などが主な業務だが、少量オーダーの自動車の生産も数多く手がけ、今回は初めて電気自動車を作り上げるなど、多くの夢ある車が寒川の地から全国へ旅立っていることになる。
西村氏は日産自動車の出身で、スカイライン生みの親として知られる桜井眞一郎氏らと同車やブルーバード、サニーなどの開発を担当。オーテックジャパンを経て独立した。現在も両社との関係は続いており、その技術力は高い評価を得ている。「もう66歳なので引退したいのですが、周囲から頼まれるとついその気になって」と笑うが、西村氏の手腕を必要とするオーダーがまだまだ続くようだ。
フィリピンは公害の影響が大きく、電気自動車の需要が高いという。今後も様々な分野で電気自動車の必要性が高まるとみられており、同社の主力商品として「寒川産」の電気自動車が数多く誕生しそうだ。
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