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公開日:2023.07.07

旭ファイバーグラス工藤尚嗣さん
消防庁長官賞を受賞
独自の安全手法を論文に

  • 消防庁長官賞を受賞した工藤さん

    消防庁長官賞を受賞した工藤さん

 旭ファイバーグラス株式会社生産本部湘南工場(寒川町一之宮6の11の1)事務グループの工藤尚嗣さん(36)がまとめた、2022年度危険物事故防止対策論文「『ゼロ災の継続』を主眼とした教育手法の構築」が消防庁長官賞を受賞し、6月5日に東京都内で表彰式が行われた。

 工藤さんが受賞した「危険物事故防止対策論文表彰」は、危険物施設等における事故事例を教訓とした事故防止対策や、事故防止に係る技術の開発・改善などに関する優れた論文を表彰するもの。昨年度は、全国から12件が提出されており、工藤さんが最高賞に当たる消防庁長官賞を受賞した。

 旭ファイバーグラス湘南工場は、日本初のガラス繊維工場として1956年に操業。断熱材を主とする建材などを製造している。

 同工場では、5年以上「ゼロ災」が続いているが、同社で防火・防災担当を務めている工藤さんは、「災害が起きていないということは、ノウハウや防災意識の低下に繋がりかねない」と、独自の「安全文化」を従業員が継続的に学び、記憶に定着させることが重要だと考えた。

 従業員へのアンケート調査や教育手法などを数年かけて分析し、オリジナルの安全教育テキストを開発。これらの過程やテキスト内容などをまとめた論文が評価された。

 工藤さんは、「賞をいただきうれしかった。安全・防災が最優先という意識をより一層高め、この独自の教育手法を広めていきたい」と話した。

 論文は今後、危険物保安技術協会の機関誌(同協会ホームページで閲覧可能)に掲載される。

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